令和4年度 水稲の生育状況を調査(モニター事業第3回)

 本県NOSAIでは、水稲の生育状況を調査し、気象・病害虫発生状況などの基礎情報を継続的に観察して、県内水稲の作柄や被害発生状況の把握に務めています。
 本年度においても5月より調査を開始し、第3回目の調査結果が出ましたので、その結果を掲載いたします。




 

令和4年度 農作物(水稲)モニター事業調査結果

1.水稲の生育および病害虫発生調査結果(第3回)
 1)水戸市の調査結果

   





※被害度は該当虫による葉の食害の度合い
※平年値は平成29年~令和3年の5年間の平均値


〇生育調査結果について
【生育状況:過去5カ年の平均値との比較】
 生育は、過去5カ年の平均値に対し、草丈は平年並み、茎数は極く少なく、葉色は淡くなっています。

【今後の管理上の注意注意点】
 茎数が極く少なく、葉色が淡くなっていますが、草丈は80cmを超えていますので、倒追肥は控えるようにして下さい。今後、気温が高く推移する可能性がありますので、出穂後は、間断かんがいを行い、根の活力維持に努めてください。特に出穂後は田面が乾く前に入水する間断かんがいを繰り返し、稲に水分ストレスがかからないように注意しましょう。

〇病害虫発生調査結果について
 葉いもちの発生は少ですが、今後、上位葉への進展がみられなければ問題ないと思われます。上位葉への進展が見られる場合は直ちに防除を行ってください。
 現時点ではカメムシ類の発生は見られませんが、近年、県内でイネカメムシが増加しています。穂揃期に成虫を確認した場合や出穂後10~15日頃に幼虫を確認した場合には直ちに防除を行ってください。
 紋枯病の発生は見られませんが、近年、県内における本病の発生及び発病度が増加・重症化の傾向にありますので注意してください。対策としては、株元(水際部)で初期発生が見られたら、幼穂形成期から乳熟期にかけて薬剤防除を行います。





2)茨城町の調査結果





※被害度は該当虫による葉の食害の度合い
※平年値は平成29年~令和3年の5年間の平均値


〇生育調査結果について
【生育状況:過去5カ年の平均値との比較】
 生育は、過去5カ年の平均値に対し、草丈は平年並み、茎数は極く少なく、葉色はやや淡くなっています。

【今後の管理上の注意注意点】
 茎数が少なく、葉色が淡くなっていますが、草丈は80cmを超えていますので、倒追肥は控えるようにして下さい。今後、気温が高く推移する可能性がありますので、出穂後は、間断かんがいを行い、根の活力維持に努めてください。特に出穂後は田面が乾く前に入水する間断かんがいを繰り返し、稲に水分ストレスがかからないように注意しましょう。

〇病害虫発生調査結果について
 葉いもちの発生は少ですが、今後、上位葉への進展がみられなければ問題ないと思われます。上位葉への進展が見られる場合は直ちに防除を行ってください。
 現時点ではカメムシ類の発生は見られませんが、近年、県内でイネカメムシが増加しています。穂揃期に成虫を確認した場合や出穂後10~15日頃に幼虫を確認した場合には直ちに防除を行ってください。
 紋枯病の発生は見られませんが、近年、県内における本病の発生及び発病度が増加・重症化の傾向にありますので注意してください。対策としては、株元(水際部)で初期発生が見られたら、幼穂形成期から乳熟期にかけて薬剤防除を行います。





2.次回調査予定日
  8月5日




〇茨城県農業共済組合連合会調べ
〇協力:茨城県農業総合センター

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