会長あいさつ  ー2022年1月1日ー

 農家・組合員等の皆様におかれましては、日頃より農業保険制度に対する格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。また、各農業共済組合等の共済部長や損害評価員等及び役職員の皆様方には、NOSAIがその機能を果たすために、格別なご尽力を賜っておりますこと、心から感謝申し上げます。

さて、昨年は、一昨年来の新型コロナウイルス感染症の影響が続き、米価の下落や販路の喪失等により販売収入が減少するなど、農業経営に大きな打撃を与えました。

自然災害については、台風の本県通過も無く、天候は比較的穏やかに推移したものの、一部地域ではなしの凍霜害、スイートコーンやかぼちゃについては強風雨や降雹・低温により生育が阻害されるなどの被害が発生し、本県における本年度12月末までの共済金支払総額は約19億円となっております。被災されました方々には、改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早い経営再建をお祈りいたします。

我々NOSAI団体は、これら災害等に対し、国の農業災害に対する基幹的セーフティネットである農業保険の実施主体として、農業者の早期経営再開・営農継続を支援してまいりました。

農業保険は農業共済と収入保険を両輪に運営され、特に収入保険は、品目の枠にとらわれず、自然災害はもとより、市場価格の下落や輸出に係る為替変動のリスクなど幅広い補償となっており、新型コロナウイルスの影響による収入減少も対象とするなど、農業経営全体をカバーする保険です。
 さまざまなリスクが脅威を増す中、セーフティネットの拡充は急務であり、私たちNOSAI団体は、農業共済と収入保険の普及拡大に努め、農業経営の安定と農業振興に貢献できるよう役職員一丸となって取り組んでまいりますので、皆様方のなお一層のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


 茨城県農業共済組合連合会
 会長理事  吹 野 健 司


 




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